『人格的成長』が話題の健康社会学者の河合薫さんの記事から。
50歳以上の労働者で「働かないおじさん」なんて言われたくないですよね。
必要とされる人材になるためには、どんなことを行えばよいのか?
まとめてみました。
おじさんの切り札は「非効率でアナログな経験」
情報知では若者に負けるが、経験知では勝る。
その中でも、暗黙知はベテランだからこそ持っている強みである。
暗黙知は、読書や映画鑑賞などで言語能力を高めることで、飛躍的に伸びる。経験知:音の聞き分け方や顔の見分け方、味の違いなど「言葉にされていない知識」として身につくもの
経験知:音の聞き分け方や顔の見分け方、味の違いなど「言葉にされていない知識」として身につくもの
暗黙知:経験値の中で、その人の勘やひらめきなどの主観的な知識が含まれ、言葉にするのがきわめて難しいもの
情報知:メディア、あるいは人から聞いた情報として知り得た知識
ただし、「人格的成長(personal growth)」のスイッチを本人が押さない限り、暗黙知=底力が発揮されることはない。
スタンフォード大学の教授で、心理学者のCarol Dweck博士は、「成長できる人とできない人の違い」の謎を解くために、20年近く研究を続けてきた。その結果、成長する人には「学びたい」という「成長する思考態度」があり、逆に、成長できない人は「固定された思考態度」を持っていると結論づけた。
「成長する思考態度」を持つには、とにかく「動く」ことと、「誰かの役に立つことを無心でやってみる」こと。
「人格的成長」のスイッチは、ア・ナ・タにしか押すことはできない。
