必要とされる50歳以上のキャリアに向けて

『人格的成長』が話題の健康社会学者の河合薫さんの記事から。

スタンフォード大学の研究で判明、将来の「働かないおじさん」を見分ける”意外な着眼点” 「勝ち負け」にこだわる人ほど、50代で”終わった人”に…働かないおじさん問題は、どの企業にとっても頭の痛い問題だ。新著『THE HOPE 50歳はどこへ消えた?』が話題の健康社会学者の河合薫さんは、「将来“働かないおじさん”になる人に共通する『思考態度』がある」と指摘する。現在は自分が優位にあると感じ、シニア世代に「給料泥棒」と辛辣な言動をしがちな若手社員ほど実は危ないかもしれない──。(第6回/全6回)president.jp

50歳以上の労働者で「働かないおじさん」なんて言われたくないですよね。

必要とされる人材になるためには、どんなことを行えばよいのか?

まとめてみました。

おじさんの切り札は「非効率でアナログな経験」

情報知では若者に負けるが、経験知では勝る。

その中でも、暗黙知はベテランだからこそ持っている強みである。

暗黙知は、読書や映画鑑賞などで言語能力を高めることで、飛躍的に伸びる。経験知:音の聞き分け方や顔の見分け方、味の違いなど「言葉にされていない知識」として身につくもの

経験知:音の聞き分け方や顔の見分け方、味の違いなど「言葉にされていない知識」として身につくもの

暗黙知:経験値の中で、その人の勘やひらめきなどの主観的な知識が含まれ、言葉にするのがきわめて難しいもの

情報知:メディア、あるいは人から聞いた情報として知り得た知識

ただし、「人格的成長(personal growth)」のスイッチを本人が押さない限り、暗黙知=底力が発揮されることはない。

スタンフォード大学の教授で、心理学者のCarol Dweck博士は、「成長できる人とできない人の違い」の謎を解くために、20年近く研究を続けてきた。その結果、成長する人には「学びたい」という「成長する思考態度」があり、逆に、成長できない人は「固定された思考態度」を持っていると結論づけた。

「成長する思考態度」を持つには、とにかく「動く」ことと、「誰かの役に立つことを無心でやってみる」こと。

「人格的成長」のスイッチは、ア・ナ・タにしか押すことはできない。